データを保護する
このタスクについて
注: ここで説明されている手順は、ユーザー ID が ID ボールトに保管されている場合は必要ありません。 その状況で、ID がワークステーションから欠落している場合、または ID の破損したコピーをワークステーションから削除する場合は、クライアントがサーバーに接続されていれば、ID の新規コピーがボールトから自動的にダウンロードされます。 パスワードを忘れた場合、IBM Notes ログインウィンドウに、パスワードをリセットする方法を説明するための管理者からの指示を表示できます。 ID がボールトに保管されているかどうか判別するには、[ファイル] -> [セキュリティ] -> [ユーザーセキュリティ] (Macintosh OS X ユーザーの場合: [IBM Notes] -> [セキュリティ] -> [ユーザーセキュリティ]) をクリックします。次に、[基本] タブで、"[この ID ファイルはボールト <vaultname> にバックアップされました。]" というテキストを探します。 このテキストが見つからない場合、ID はボールトに保管されていません。
管理者によりユーザー ID の復旧情報が設定されていると、IBMR Notes で特定の方法で ID ファイルを修正するときにも便利です。 例えば、新しい公開キーの入手、名前の変更の承認、文書の暗号化キーの承認または作成、その他のユーザー ID に関する操作を行うときに、IBM Notes によって更新および暗号化されたユーザー ID のバックアップが中央のデータベースに自動的に送信されます。
ユーザー ID の復旧情報を設定してある場合は、"「ユーザー ID を復旧するには」"を参照してください。 復旧情報を設定しないと、ユーザー ID を復旧できません。
ユーザー ID の復旧情報を設定するには
Smartcard を使用する場合は、Smartcard でログインする前に、ユーザー ID の復旧情報を設定しなければなりません。
手順
1. ユーザー ID の復旧情報を設定してもらうよう管理者に依頼します。復旧を設定できる場合、管理者はこれを行い、復旧情報が添付されたメールを送信します。
2. 管理者から送られた復旧情報を含むメールを開きます。
3. [アクション] > [復旧情報の受け入れ] をクリックします。
4. [ID ファイルのバックアップ] ダイアログボックスで、[送信] をクリックして、最初のバックアップユーザー ID を復旧データベースに送信します。
タスクの結果
注: ユーザー ID を暗号化したバックアップコピーは、自分自身か IBM Domino 管理者が復旧しない限り IBM Notes では使用できません。
ユーザー ID を復旧するには
1. 管理者がすでに復旧情報を設定してある場合は、管理者に連絡して、ユーザー ID の復旧に必要なパスワードを送ってもらいます。復旧用のパスワードは、復旧可能なユーザー ID と管理者ごとに、固有のものがランダムに生成されます。
3. パスワードの誤りを伝えるダイアログボックスで、[パスワードの復旧] をクリックします ([ID ファイルのバックアップ] ダイアログボックスが表示されるまで、多少時間がかかることもあります)。
4. [復旧する ID ファイルの選択] ダイアログボックスで、復旧するユーザー ID を選択します。
5. [パスワードの入力] ダイアログボックスに、管理者が設定したパスワードを入力します。すべてのパスワードを入力するまでこの操作を繰り返します。その際、ユーザー ID の新しいパスワードの入力を求める画面が表示されます。
6. ユーザー ID の新しいパスワードを入力し、メッセージが表示されたら確認します。
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