データを保護する
このタスクについて
IBM Notes 共有ログインを使用できない場合は、IBM Notes のインストール時にカスタム機能の [クライアントシングルログオン] を選択することにより、MicrosoftR Windows パスワードと IBMR Notes パスワードを同期させることができます。
注: Smartcard を使用して IBM Notes にログインする場合や、ユーザー ID が複数のパスワードによって保護されている場合は、Windows のパスワードと IBM Notes のパスワードを同期することはできません。
シングルログイン機能をインストールし、有効にするには
手順
1. クライアントシングルログオン機能をインストールしているかどうかを確認するには、[ファイル] > [セキュリティ] > [ユーザーセキュリティ] を選択します。 シングルログオン機能をインストールした場合には、[基本] の [オペレーティングシステムのログインを使用して IBM Notes にログイン] オプションが有効になります。
2. シングルログオンオプションが有効でない場合は、IBM Notes を終了し、それをアンインストールしてから再インストールし、その際に [カスタムセットアップ] ダイアログボックスの [クライアントシングルログオン] を必ず選択します。
3. クライアントシングルログオン機能のインストールが完了した後で、IBM Notes を再起動して IBM Notes のパスワードを変更し、そのパスワードが Windows のパスワードと一致するようにします。
4. IBM Notes のパスワードを変更して Windows のパスワードと一致させたら、IBM Notes を終了してコンピュータを再起動します。 ログイン画面で Windows のパスワードを使用してコンピュータにログインします。 IBM Notes を起動するときには、パスワードの入力を求める画面は表示されません。
タスクの結果
注: コンピュータにシングルログオン機能をインストールした後、有効または無効に随時切り替えることができます。
同期されたパスワードを変更するには
同期が有効になっているときには、同期されたパスワードを随時変更できます。 Windows または IBM Notes のどちらでパスワードを変更してもパスワードが同期されるため、Windows または IBM Notes に次回ログインしたときには新しいパスワードを使用できます。 Windows でパスワードを変更する場合は、Windows のヘルプを参照してください。 同期されたパスワードを Windows で変更できるのは、Windows と IBM Notes のパスワードが一致している場合だけです。 それ以外の場合は、IBM Notes でパスワードを変更する必要があります。 IBM Notes でパスワードを変更する場合は、「パスワードを変更する」を参照してください。
同期を無効にするには
1. [ファイル] > [セキュリティ] > [ユーザーセキュリティ] を選択します。
2. [基本] をクリックします。
3. [ログインとパスワードの設定] の [オペレーティングシステムのログインを使用して IBM Notes にログイン] チェックボックスをオフにします。 パスワードを変更する必要はありません。 同期を無効にすると、IBM Notes にログインするときにパスワードを入力する必要があります。パスワードを入力せずに IBM Notes を開くことはできません。
注: パスワードの履歴に基づくパスワードの変更が求められた場合は、[ファイル] > [セキュリティ] > [ユーザーセキュリティ] を選択します。次に、[基本] をクリックし、[パスワードの変更] ボタンをクリックして、パスワード履歴の情報を確認した後、必要に応じて新しい IBM Notes パスワードを選択します。この操作により、Windows のパスワードが IBM Notes のパスワードと一致するように変更されます。
シングルログオン機能を完全に削除するには、IBM Notes をアンインストールする必要があります。 その後、IBM Notes を再インストールする場合は、クライアントシングルログオン機能をインストールしないようにします。
注: Macintosh でのパスワード同期は、Macintosh OS キーチェイン機能を使用して実行できます。 この機能の詳細については、Macintosh のオンラインヘルプを参照してください。
IBM Notes とオペレーティングシステムとの間にシングルログインを設定した場合、IBM Notes のパスワードの変更を求めるプロンプトが表示されたときに、変更が失敗することがあります。 Tこれは、多くの場合、パスワードの安全性や履歴の設定といった特定の要件が、どちらかでより厳しく設定されていることが原因です。IBM Notes 8では、パスワード変更を別々にチェックすることにより、パスワード変更のエラーを最小限に抑えることができます。
IBM Notes のパスワードの変更を求めるプロンプトが表示されたら、以下の操作を行います。
1. IBM Notes ID の新しいパスワードを入力します。IBM Notes により、新しいパスワードが IBM Domino のパスワード要件を満たしているかがチェックされます。
2. 次に、Windows のパスワードを変更するよう求めるプロンプトが表示されます。 新しいパスワードが Windows のパスワード要件を満たしていない場合、Windows のパスワード変更が要件を満たしていないためパスワードの長さ制限をチェックするよう求めるメッセージが表示されます。
3. [OK] をクリックします。 [ユーザーセキュリティ] ダイアログボックスのパスワード変更を求めるメッセージが再度表示されます。
4. 新しいパスワードを入力します。 新しいパスワードが Windows のパスワード要件を満たす場合、Windows のパスワードが変更され、次に Notes のパスワードが変更されます。
注: Windows のパスワード変更に失敗した場合でも、IBM Notes ID のパスワード変更は続行できます。ただし、IBM Notes と Windows のパスワードが同期されていないという警告が表示されます。 [OK] をクリックすると、IBM Notes のパスワードが変更されます。
関連概念 パスワードを変更する
関連タスク IBM Notes のパスワードと IBM Domino の Web/インターネットパスワードを同期する